景観まちづくり講座運営マニュアル
「建築等を通じた良好な景観形成・まちづくり推進協議会(以下、「協議会」という。)」では、平成24年度に、景観・まちづくりに取り組む地域住民や行政を支援することのできる、「景観まちづくり建築専門家」を育成するためのシステムの検討と、支援ツールの開発に取り組み、その成果として「景観まちづくり人材育成プログラム」(以下、プログラムという。)」を作成した。
協議会は、建築等を通じた良好な景観形成・まちづくりを推進することを目的として設立された団体で、(公社)日本建築士会連合会、(公社)日本建築家協会、(一社)日本建築学会、(一社)日本建築士事務所協会連合会、(一社)日本建設業連合会と、協議会の目的に賛同する地方公共団体で構成される。 本プログラムは、景観形成に係る体系的・基礎的な知識を養う「景観まちづくり講座」と各地の景観まちづくり活動の現場で行う、調査、提案、関係者との話し合いなどに関する、実地実習としての「景観まちづくり講座(実習)」で構成される。
本マニュアルは、各建築士会が、「景観まちづくり人材育成プログラム」の実施計画を作成されるとき、運営を円滑に行うためのマニュアルとして、参考に作成したものである。
本まちづくり講座は、これまでに兵庫県、大阪府、岐阜県で実施されている。
他地域においても、本まちづくり講座の実施方について、ご検討下さい。
なお、講座を開催する際のテキストとして、「景観まちづくり講座(講義)テキスト」を作成している。講義において、そのまま活用する、あるいは、テキストを副読本とし、各地域で、選任した講師が作成する独自のテキストを基に講義を行うことなどが考えられる。(講義用テキスト 有料 頒布価格 1,029円(税込))